文化財図書情報 他地域
巨勢山古墳群 V -御所市文化財調査報告書第28集-
巨勢山古墳群は、総数700基以上に達する大形群集墳として著名です。この度刊行した『巨勢山古墳群V』では、371号墳・407号墳・408号墳・409号墳の4基の古墳の発掘調査成果を収めました。
このうち、407号墳・408号墳の2基は横穴式石室墳で、いずれも羨道天井石の一部を残すなど、同古墳群の中にあっては、比較的残存状況の良好なものでした。また、371号墳・409号墳は木棺直葬墳でしたが、やはり主体部の遺存状況が良好で、当初の副葬品配置の状況なども知ることができます。出土遺物は、3基の古墳から馬具が検出され、特に408号墳ではミニチュア竈形土器などとともに複環式鏡板付轡が出土するなど、注目すべき成果がありました。
(以上、御所市教育委員会担当者の許諾を得て案内チラシから引用した。)
- 【体裁】
- B5版モノクロ、本文139頁、図版44頁
- 【発行年月日】
- 2005年1月31日
- 【頒布価格】
- 2,000円 (重量570g 送料1部340円)
- 【頒布部数】
- 約300部 (2005年5月頒布開始)
- 【購入方法】
- <下記のいずれかにて送金>
- 現金書留にて、書籍代金分の現金と送料分の郵便切手、「巨勢山古墳群V 希望」と記したメモを、下記申し込み先まで送付する。
- 書籍代金分の郵便定額小為替と送料分の郵便切手、「巨勢山古墳群V 希望」と記したメモを、下記申し込み先まで送付する。
- 【申し込み・問い合わせ】
- 御所市教育委員会 生涯学習課 文化財係 (Postal number.639-2298 奈良県御所市1番地の3 Tel.0745-62-3001)
- 【そのほか】
- 複数冊を購入のときは送料が安くなる場合があるので、問いあわせるとよい。また、購入申し込み前に、電話などで在庫の有無を確認するほうがよい。
井ノ内稲荷塚古墳の研究 -大阪大学文学研究科考古学研究報告第3冊-
本書は、京都府長岡京市において1993年から1997年に調査された古墳時代後期前半(TK10型式期)の墳長46mの前方後円墳の調査報告書である。後円部からは全長10mの畿内型横穴式石室が1基、前方部からも1基の木棺直葬が検出された。また、当古墳に近接する方墳(井ノ内古墳群・長法寺七ツ塚古墳群)の調査成果、これらの調査に関連する12本の論考を掲載している。
- 【体裁】
- 本文574頁、図版126葉、論考12本
- 【頒布価格】
- 8,500円 (送料込み. 5冊以上購入の場合割引あり)
- 【購入方法】
- 冊数と送付先を明記の上、郵便振替(大阪大学考古学友の会 00900-5-86277)まで、送金する。
- 【申し込み・問い合わせ】
- 大阪大学大学院文学研究科考古学研究室内 考古学友の会 (Tel&Fax.06-6850-5106 E-mail.tera6809@let.osaka-u.ac.jp)
- 【掲載論考】
- 石井智大「後期古墳における赤色顔料使用の衰退・消滅とその背景」
- 大林元「律令期祭祀と井ノ内稲荷塚古墳出土製塩土器」
- 杉井健「盛土上に基底石を置く横穴式石室の史的意義」
- 角南聡一郎「古墳副葬・供献紡錘車の検討 -近畿地方を中心に-」
- 清家 章「後円部と前方部の被葬者」
- 瀬川貴文「古墳時代後期の木棺とその多様化」
- 寺前直人「後期古墳における土器副葬の階層性」
- 豊島直博「武器・武具からみた井ノ内稲荷塚古墳・物集女車塚古墳の被葬者像」
- 中原計「古墳時代後期における葬送儀礼の系譜 -須恵器内検出有機物の検討-」
- 林正憲「中・近世社会における古墳」
- 福永伸哉「いわゆる継体期における威信財変化とその意義」
- 松浦宇哲「三葉文楕円形杏葉と井ノ内稲荷塚古墳 -金銅装馬具にみる多元的流通ルートの可能性-」
(以上、
[情報掲示板]の投稿記事Number:0520112935 から転載した。ご投稿ありがとうございました。)
向日市埋蔵文化財センター発行の書籍
寺戸大塚古墳の研究 I -向日丘陵古墳群調査研究報告第1冊-
寺戸大塚古墳は、京都府向日市・京都市西京区に所在する全長約98mの前方後円墳である。1923(大正12)年に前方部竪穴式石槨が開口し、浮彫式獣帯鏡、三角縁獣文帯三神三獣鏡、方格規矩四神鏡、琴柱形石製品、管玉、刀剣、槍、銅鏃、鉄鏃、鉄斧、鉄鎌など豊富な副葬品が出土し、その調査成果は梅原末治氏によって報告され、前期古墳の基礎資料として早くから注目されてきた。1998(平成10)年からは、向日丘陵古墳群の範囲確認調査が始まり、初年度は寺戸大塚古墳前方部の竪穴式石槨と墳丘に対する調査が実施された。
本書は、その調査成果と前方部出土の副葬品に対する京都大学と向日市埋蔵文化財センターが行った共同研究の成果をまとめたものである。
(以上、本書編集担当者梅本康広氏の口頭許諾を得て案内チラシから引用した。)
- 【体裁】B5版、2分冊、ケース入り
- 第1分冊 第6次調査報告篇:本文243頁、図版20頁<カラー16頁、モノクロ4頁>
(『向日市埋蔵文化財調査報告書』第49集収載「寺戸大塚古墳-第6次調査の成果-」の増補改訂版) - 第2分冊 前方部副葬品研究篇:本文145頁、図版36頁<カラー8頁、モノクロ28頁>
- 【販売価格】
- 6,500円(送料込み)
- 【販売部数】
- 限定500部 (2001年5月20日発売。2001年7月現在、残部が僅少となっているため、早めに購入する必要あり)
- 【購入方法】前金にて下記のいずれかの方法で申し込む。
- ●現金書留:申し込み用紙に記入の上、代金を同封して現金書留封筒にて送金。
<送金先>ZIP.617-0004 京都府向日市鶏冠井町上古23 財団法人向日市埋蔵文化財センター - ●銀行振込:申し込み用紙に記入の上、FAXまたは郵送にて申し込み用紙を送付。代金を下記口座へ振り込む。入金を確認次第、送本される。
<振込先>京都銀行向日町支店 普通610144 財団法人向日市埋蔵文化財センター - ●申し込み用紙:---------- terado.pdf <177,440 byte>
- 【問い合わせ先】
- 財団法人向日市埋蔵文化財センター TEL.075-931-3841 FAX.075-931-4004
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